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行動し始めの緊張(あのときのこと3)

次に始める話は、翌年春の町内会総会までのことなのですが、
何が、どういう順番で起こったのか、日記もつけていないので、よく思い出せないのです。
3つの柱があって、
1つは、自分自身が、今回の「消毒薬」散布の「正体」を知る過程、
2つ目は、地域の人たちとどうかかわるかを悩んだり考えたりした過程、
そして3つ目が、ピカリンの症状
これら3つは、相互に関係していて、影響しあって、私自身の考え方を作っていったのだけど、
何が、どう、いつ関係しあったのかを、よく覚えていない。
だけど、そこが無いと、話に現実味がなくなってしまいますよね。
「何が理由でどう考えたか」
そのあたりがうまく書けない事が、とてももどかしいのだけれど、
その点は、申し訳ないけれど割り引いて読んでもらうことをお願いして、
綴ってみようと思います。

ピカリン(当時小1)の喘息(の様な症状)は、おさまったけれど、
だから、じゃあもうおしまいかというと、
散布は来年もある予定なわけだし、もっと気をつけてもらいたいということは、町内の人に言っていかなければならない。
もう一度、町内会役員に強くお願いする、というのもあるけれど、
本当は、こんな散布はやめてほしいのだから、
その危険性を町内の人みんなが知らなければならない。
もし、役員の人が「中止」を決定しても、どうしてか、その理由がわからないなら、
危険性を知ってもらうことにはならない。
みんなに知ってもらうことが、大事だ

ここまで考えただけで、結構、もう、どきどきした。
自分は、それまで保育園と家を往復するだけのような生活で、
それほど地域の人とかかわっていなかったし、
出たことのある町内会総会では、
子供会会長と、町内会長が、あわやつかみ合いか、みたいな状態になったのも目撃しており、決して、穏やかで物分りの良い町内関係が築かれているとも思えなかったし。

でも、何か始めなきゃ

「何の薬か調べておいて」
と、K医師が言っていたことを思い出して、
自分が知らなきゃ、他人も説得できない。
まず、ここからやらなきゃ、と動き始めることにしました。

私は、町内会がこの薬を
「消毒薬」と表現することが気になっていました
「消毒薬」というと、アルコールとかエタノールとか想像します。
ばい菌を殺すみたいな感じがしますよね。
だから、家の中に撒く、という発想になるんじゃないかな?
危険ではない、と思うんじゃないかな?
どんな「消毒薬」なのか。
まずは、そこからだ。

誰に聞けばいい?
町内会の役員だよね?
でも、町内会役員の名前も住所も連絡先も、よくわかんないよ。

勇気を出して、数件隣の、Aさんのお宅へ出かけました
なぜ、Aさんにしたのか忘れたけれど、引っ越してきたときに、ゴミ出しの方法を丁寧に教えてくれたのがAさんだったから、かもしれない。
でも、それ以来数年、会話をしたことは、ほとんどゼロだったから、訪問するというだけで、私は緊張してました。
Aさんに、町内会役員名簿を持っているか聞いて、
「消毒薬散布の担当は誰でしょう? 実は、散布薬の名前を知りたいのだけど、どの方に聞けば、知っていると思いますか?」
と、言いつつ、ピカリンの身に起こった事情について、説明した。
丸っきりの他人に説明するのは初めてだったから、拒絶されないように話そうと思って、緊張のあまり頭がくらくらしていた。
ところが(?)、それまで知らなかったのだけど、このAさんは看護士だった。
そういう事情は、町内みんなに知ってもらっておいたほうが、絶対いいよ。だって、それがみんなのためになるんだもの。悪くなんて思われないと思うよ。」と言ってくれた。
ほっとした。

ここで、どうして私がこれ程まで、町内の人との関係を気にするか
緊張するのか、
自分でも良く思い出せないのだけれど、考えてみます。

まず、自分が、人との関係の悪化を極度に嫌う性格だ、というのがひとつ。
これは、育ちや性格に関係することで、ここでどうこう書いても仕方が無い事です。

それでも、正しいことは貫こうと思う性格だけれど、
こと、問題は、ピカリンのこと。
自分だけが納得してればすむことではありません。
その頃(小1)子ども会にも参加し始めたばかりで、
とにかく、おやつだの、室内レクレーションだの(座布団とりゲームとかね!)のたびに、ハラハラしたり、人に頭を下げたりしていたので、「町内」というのには、ちょっと過敏になっていたと思います。
ピカリンのことは、できるだけ、身近な地域の人に温かく見守ってほしいと思ったし。

それから、この話はいつの時点で聞いたのか忘れたのだけれど、
隣の市で、やっぱり同じように、町内会散布薬で、ひどく健康を害した女性がいた、という話を聞いていました。
その方は、ずいぶん町内会と掛け合ったらしいのですが、理解してもらえず、「少し頭がおかしいんじゃ」みたいなことまで言われて、腹が立って訴訟準備までしていたそうです。が、結局事情で引越しをすることになり、それっきりになった、ということでした。その女性が、これらのことから受けた心身のダメージは、相当なものだったらしいです。
この話は、仲良くしていた行きつけの薬剤師さんから聞きました。薬をもらうたびに、今回のことを説明する私に、同感しながらも、そちらの女性ともよく話していたので、私のことも心配になったようで、ちょっと不安そうな表情で教えてくれたのでした。
やっぱりねー、ショック。
そういうことが、すぐそばであったということが。
具体的に、その被害にあった女性と、町内会でどういう会話がされたのかはわからないけれど、決裂したら決裂したで、手はあるけれど、できれば決裂せずに、理解してほしいと思った。だから、理解してもらうやり方について、とても慎重になってしまってました。
でも、結局どんなやり方がいいのか、皆目わからず、
だから、何もかもが気になって、緊張していたのだと思います。

それは、この後の行動にも、現れてきます。
それが、子を守る母として、ベターな態度だったのか、と問われると、
よくわかりません。
あまりに慎重で、あまりに遠慮しすぎていたかもしれない。
今もよくわからないけど、
当時の自分の中では、精一杯だったと思います。
とにかく、「知ってもらう」
これだけは、最低限のラインとして譲れない。
もちろん、もっと要求したいことはあるし、要求していくつもりだけれど、
自分で掲げた要求と、地域の人の意識のギャップに絶望して、何も得られず終わるよりは、
とにかく、理解だけはしてもらう!

その次の目標はその次。一挙に全部を獲得しようとしない。
大きな要求を考えると、萎えそうになるので、この目標だけは最低限のものとしてしっかり握り締めて、絶対くじけず、やってみようと思っていました。

そこで、まず、
町内会役員の某さんに電話し、そこではわからないので、と、別の役員某さんに電話し、
「消毒薬散布はシルバーに頼むように、という毎年恒例になっている仕事なので、具体的なことはわからないのです」という答えをもらって、
次にシルバーへ
シルバーからも、「市から渡される薬をそのまま撒いているので、薬の名前などはわからないんです」と言われ、
市の担当部局の名前を聞いて、市へ連絡を取りました。
市の担当部局も、即答はできず、改めて担当者から連絡します、ということで、市の答えを待っていました。
(今なら、こういうことを、さらっとやれると思うけど、当時はいちいち緊張してたなー)

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農薬暴露を受けた話」カテゴリの記事

コメント

町内…非常に難しいと思いますよ。地域によるのかもしれないけど
やはりそこに長く住むということを考えると、もめるのは得策では
ないと思うのは私だけではないと思います。近隣で仲良く住む事ができれば
それに越した事はないと思います。

子供がいると、日々勉強ですね。それにしても、色々たらいまわしに
なってる事って多いですよねー、元を辿るのに一苦労(笑)

投稿: サトワカ | 2006-05-22 12:12

>サトワカどん

さっそくのコメントありあとやんす!!
町内、難しかったです。
今日書いた分についても、ホントは、結局、市だろうな、ってわかってたんですけど、
原則どおりたどってみました。
そしたら、ただの「慣例」で、何もわからずやってるんだ、ってことがわかって、ちょっと、びっくりでした。
でも、このあとの市の人は、丁寧だったんだ。
なるべく早く続きを書きたいと思っていますが、
まつり、が・・・
(今日も明日もその踊りの指導で、学校さも、行ぐ)

投稿: タケ | 2006-05-22 12:42

人との関係の悪化を極度に嫌う性格!
わかる!私もそうだわ!(←周りはそう思ってなかったりして?)
関係ないかもしれませんが(←いつもそうだな(~ ~;))、息子も食べられる白滝を探して原材料をひっくり返して見ていたら、お店のおじちゃんが「○文さんのが一番お買い得でおいしいよ~!」とニコニコ。「紀○さんだと卵殻カルシウム入ってますよね~?」とは言えずつい○文の白滝を買ってしまった私・・・。
つい好感度を最優先してしまう自分の性格が憎いです。
内容と離れたコメントですみません。
展開にドキドキしつつ、続編待ってます。
(ちなみに卵殻カルシウム問題ありませんでした。)

投稿: eri | 2006-05-22 22:23

こんにちは 昨日ここにきていたんだけど 書き込みに
どうも失敗しちゃったようです
こんにちは わたしは タケさん素敵だと思います
きちんと お話なさってるんだもの 尊敬です
都会ではなく 田舎でもない(そう思っているだけかも)
そう この辺の住宅地は 昔々からの 農家の方が多く
昔から続いているであろう 火とぼし(灯篭)などなど
本当色々あります
皆さん 大人な付き合いで 本心はなかなかでないし
裏と表の顔があります 怖い怖い
でも 大人ってこんなもんかもしれない
天然で わがままに育った私には 理解に苦しむことが
でも この地にずっと住まなければならないとなると
とてもとても気を使いますね やっぱり
もめごと 噂なんかは ご遠慮したい
本当 自分の言いたいことを わかっていただけるように
賢く言うことは 神経を使います
本当疲れます
私 顔色とか どう思われているとか考えちゃって
いいたいこといえなくなっちゃう事 いっぱいあります
でも 息子のため がんばらにゃいかんってことで
日々息子の存在によって 成長しているのであります
(まだまだ未熟者です)先の話しまたお話してくださいね

投稿: 祐たんママ | 2006-05-24 12:40

ああー、なんかツボにはいったよ、たけしィィィ~
>人との関係の悪化を極度に嫌う性格
これでドキっとしたあと
>自分だけが納得してればすむことではありません
ドキドキっでしたわ。
そう、それなんだよね。。。
アレルギーのことでもある程度お互いの妥協点を見つけることって必要だけど、絶対に譲れないラインってのがあるよね。それがどの程度からなのか、イマイチ自分で引き下がりすぎな部分があるかもしれないと日々思っていた。親が人間関係を崩すと子供にも多少なりとも影響するだけに、難しいね。。。
先日のさとぼんのディズニー日記(楽しさ半分悲しさ半分)ってのもすんごい考えさせられたなあ。。。子供のために言う時は言う姿勢、心強いね。

・・・って話はそれたけど、たけしの日記にまたもやひじょーに勇気付けられたつなまよであります!
またつづきを読みにきまーす!

投稿: つなまよ | 2006-05-24 15:04

>eriしゃん、こにゃちわ!

さらに関係ない話を思い出したんだけど、
子どもはスーパーの試食コーナーが嫌いだったなー。
おばちゃんが、子どもに「食べろ」と差し出して、
食べられない我が子が、困った顔して首を横に振ると、
もっとすすめて、
私がアレルギーで・・・と言うと
ぱっと顔色が変わって「まあ!!ごめんね!」
という一連のやり取りが大嫌いだったみたい。
試食コーナーにおばちゃんが立っていると、さっと逃げていたもんな。
今は、「いりません」とか「僕アレルギーなんで」とか、すまして言えるようになったのだけど、小さい頃は不憫だったわー。
子どもながら、相手との雰囲気が悪くなる点も、恐れたんだろうね。
私も子どもの様子を見ながら、ちょっと泣きたくなってたよ。

Ah! アメリカで学んだ、さらっと言える精神を思い出さなくては!

投稿: タケ | 2006-05-25 05:43

>祐たんママさんこんにちは!

田舎といっても、いろいろあるんだろうけど、それでも、核家族がいっぱいの都市部とは、かなり違うところがあるのは否めないよね。
祐たんママさんのブログを見ていると、お弁当の記事以外にも、いーっぱい苦労しているんだろうなあ!と思う。
医者探しもそうだし、周りもいろいろ言ってくるしね。
自分がこうしたい、と思う前に、「ここの慣習はどうなんだろう?」って、自分の立ち居振る舞いが気になっちゃったり。
今は、ネットで全国の同じような状況の人とつながれるけど、近くにアレルギーのことを相談できる人が少ないとかね。
いろいろ緊張しながら、がんばっているんだと思う!

私の今書いている記事は、私が今住んでいるところとはかなり離れた地域でのことだけれど、
盛んだった地域活動が衰退して、形ばかりが残ってしまった地域、という感じで、誰が何を考えているのかわかりにくいけど、拘束力だけはある、みたいな感じだったかな、今思うと。
そして、今になれば、もう少し上手にふるまえたんじゃないかと思うけど、何しろ若かったので(え?6年前?)、「地域」というものがつかめず、とても怖く感じたり、とても取り扱いにくいものだと感じすぎてたりしていたかもしれない。

若い頃は、地域なんて感じないで育っちゃうけど、
生活が進むにしたがって、いろいろ見えてくる怖さ。
わかっちゃえば、たいしたことなかったりするんだけど、わからないと、余分に怖い。
自分が大人になっていく、ひとつの過程だったんだろうなあ、って思う・・・。

そうだよね。「成長」だよねー!

投稿: タケ | 2006-05-25 06:07

>つなまよ氏

絶対譲れないライン、
むずかしいいいい~~~!
これって、治療方法にも言えるよね。
治療のための物理的な理想の生活はあるけれど、心の問題との兼ね合いはどうするの?とか。
で、周りの人との摩擦、っていうのはこの心の問題の分野に入り込んでくることなのよー!
そのライン引きを、日々考えていると、
そして、「ここだ!」と思ったのが、間違ってたりすると、
激ストレスだわ~~。
ご近所づきあいが在るから、この程度はやっちゃいましょう
ってやると、すごく具合が悪くなったりさっ。
ああ~~、わからねえ~~。
自分自身も、どれくらい、周りに理解を広げるためにがんばればいいのかとかさ。
いつも「わかって!」「わかって!」じゃなくて、
時には、さらっと、相手に負担のないように内部処理することも必要だけど、そればっかりやっていると、いつまでたっても、回りも理解しないしさ。

がー!
ここんとこたまっていたので、コメントで愚痴ってしまったー!
つな氏、ごめん!

ディズニー記事、4回は思いっきり笑った。
思い出し笑いまで何度もできたよ。(私のつぼは「ミッキー太郎」)
いつも、ありがと、ございます!

投稿: たけし | 2006-05-25 06:18

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