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具体的にどういう風に見えたか(あのときのこと その9)

学校でやるピアニカ(メロディオン、鍵盤ハーモニカ)が、ピカリンは苦手でした。
見ていると、何がなんだか意味がわからない、といった風です。
音符を見る、それが何の音を表しているか、その音の長さはどれくらいかを知る、
その音をどの鍵盤であらわすかを知る、そして、音階に割り当てられた決まった指で鍵盤を押す。
これらをいっぺんに頭の中で処理するのですよね。
ピカリンの「???」は、ここら辺が処理できないからおこるように見えました。
それは、私自身がそう感じたというだけで、本当のところはわからないのです。
でも、
『神経伝達障害』が原因なのかな、と思っていました。
このいくつもの情報をもっと単純化すれば、わかるかな?
家で、いろいろ工夫してみたり、
「いいよ、いいよ、できなくても仕方ない! 気にスンナ!」と言ってみたりしていました。

小学校2年生の冬から掛け算九九が始まります。
ピカリンは、いきなり二の段で躓きました。
普通、二の段と五の段は、スッといきますよね。
家で練習する子も少ないと思います。
でも、どうも学校でもできてないようだと気がつき、
二の段の表をカレンダーの裏に書いて、ふすまに貼り、
「ピカリン、挑戦してみようか」
と言ったとたん、ピカリンはその場に泣き崩れました。
おうおうと泣くピカリンの丸い背中を見て、どうしようか?と思いました。
ピカリンにとって、二の段は、手も足も出ないものすごく高い壁に思えているようでした。
友達が、「ピカちゃん、二の段は頭の中で足し算しながらやるといいんだよ」と言ってくれたそうだけど、ピカリンは、口で九九を唱えながら、頭の中では足し算をするなんて、できない、と泣きながら言っていました。

同時処理ができない、ってこと・・・?

それなら、もうとにかく、丸暗記しかない。
とにかく、がんばろう!
大変だけど、九九で躓いて、苦手意識を引きずるのは絶対良くない。
心は、ちょっと、鬼、状態でした。

本当は食べ物で釣る、なんて良くないと思ったけれど、
食欲魔人のピカリンに、二の段五の段をマスターしたら金平糖1個、
三の段は2個、最後の七の段は5個ね。という風に提案したら、ものすごくやる気の乗り気になり、俄然張り切りだしました。
(金平糖なんて、あまりにもせこいご褒美だけど、その頃は金平糖なんて食べさせてなかったので・・・)

それからは、それはもう、血のにじむような努力をして、
掛け算九九をマスターしました。
先生は、ピカリンが家でどれだけ苦労して、半べそかきながら、何度も暗証していたかを、知らないんだろうな、と思う。
本当に毎日、泣くのをぐっとこらえながら、長時間九九を暗証するピカリンを見守り続けるのも、結構つらかったです。

ピカリンは、勉強があまりできませんでした。
ピカリンが、小3のときのこと、
ある日、用事があって夕方不在にしてもどってきたら、出先から直帰して早めに家に帰っていた旦那とピカリンが、大騒ぎしながら家で習字をしていました。
部屋の中には書き散らした半紙がいっぱい。
「な、なにしてるの?」
「いやー、ピカリンが、明日漢字のテストだ、って言うからサー。それで、なかなか覚えられない、って言うもんだから、こうして筆ででっかく書く、っていう練習をすると、印象に残って覚えられるかと思ってー・・・」
・・・この夫の発想の方が問題、っていうか、逆にすごくほめたものか、微妙なところで、微妙な心持のまま、楽しくやってるから、いいか、と見守ることにしたのですが、
夫が、
「めざせ!60点!」と書くと、
ぴかりんが
「ええ~~~・・・!」
と言っている。
(そうだよね、小3で60点が目標にはならんでしょう。80点くらい?)
と思うと、
ピカリンとしては「50点」にしてほしいのだそうだ。
え?!
そんなにできないの?!
と聞くと、プレテストでは30点くらいだったとのこと。
小3で、漢字30点!
それは、まずいでしょう。
と、タケ、乗り出す。
しかし、やってもやっても、覚えられない。
覚える方法はいろいろあって(塾講師タケ)、いろいろ試すも、全然ダメ。
ピカリンは、翌朝早起きして、さらに挑戦していましたが、
「とにかく、これだけはー!」
と、選定した漢字だけでも、まだ危うい・・・。
これだけの勉強を、猛烈にやって、
51点とって、ピカリンは大喜びして威張っていました・・・。

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