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未知の世界(自分で自分の道を切り開いていく年代のアレっ子)

今、ピカリンは、自分の部屋を持っていて、そこで一人で寝ています。

夫    「ピカリンてさー、寝る時なかなか眠れないこと、って無いの?」
ピカリン「あるよ」
夫   「そういう時、どうしているの? 考え事とかしているの?」

(私→・・・アレルギーのことで悩んでたりすることもあるのかな・・・)

ピカ  「うん、そう」
夫   「どんなこと考えてんの?」
ピカ  「すっごいイケメンの泥棒が、盗んだものをいっぱい持って、『かくまってくれ!』といって、ピカの部屋に入ってくるの。そんでね、盗んだ宝物を見せてくれる、とかそういうことを想像してんの」

私   「!!  それって、もしかして、すごーく、良くないか?」
夫   「ピカのことだから、その宝物の中には、アレルギーでも食べられるお菓子とかいっぱい入ってんじゃねえか?」
ピカ  「うけけけ。それからのパターンはいろいろあってぇー。その日ごとにいろんなことを想像しながら、幸せな気持ちでニヤニヤしながら眠るのさ!」

 

母はいつも、子どもがアレルギーのことで悩みを抱えているんじゃないかと心配してしまうのだが、こと、ピカリンに関しては、もうこの頃良くわからなくなっている。

以前、給食などで、友達に「ピカリンの弁当いいなー」とか言われると、
「いいだろ! へっへっへっ!」
と言い返している、と聞いたことはあった。

それは、本当なら
「食べられないものをいっぱい我慢しているんだよ。みんなの方がいいじゃないか」
とか
「私は好きで弁当なのではない!」
と叫びたいことの裏返しなのかと思っていたのだが、
(きっと始めはそうだったと思う)

この頃は、言われなくても自ら弁当の自慢をしているようだ・・・。

特に自分が好きなおかずだったりすると、
「今日は、うちのお母さん特製のおいしーいパンだ! このあまーい香りがたまんないね! んんん~うまい!」
とかやって、友人らがぞろぞろ弁当を見に来たりするらしい。
(ピカリン談)

 

 

私  「ピカリン、あのさ。あんまし、弁当の自慢とか、しないほうがいいと思うよ?」
ピカ 「えっ! なんで?!」
と、本気で驚くピカリン。
私  「んんんー。んんんー。やっぱり、威張られるといやじゃない?みんな」
と私は、ピカリンがいつか友達の反感を買うんじゃないかと心配して言う。
ピカ 「そおおおかなあー!」
私  「・・・・・・・・・・」

 

昨日の弁当に、アスパラガスのサラダ、というのがあった。
この頃無神経ズボラ母をイッてしまっている私は、使いたくなかったアスパラガスはインゲンに替え、「サラダ」を見落として、胡麻和えにして出した。

学校で弁当の蓋を開け、インゲンだけのおかず入れに「あっ!」と声を上げて驚くピカリン。みんなはキャベツやらコーンやらマヨネーズやらの色とりどりのきれいなサラダだったらしい。
友達も覗き込んで、げらげら笑って、「ピカ。うちらのサラダのコーンあげようか?」と言っていたそうな。

文字にすると、あまり良くない印象のシーンなのだが、それをピカリンは面白そうに楽しそうに話している。
例えば、友人同士でレストランに入って、すごくいいものを注文したと思ったのに、思ったのと違っていたメニューに驚き、みんなもそれを一緒に笑いながら会話しているというような感じに。

 

うーん。わからん。

 

ピカリンはお弁当を持参し始めてもう7年。
中学校で、自分にアレルギーがあるという話を、先生でも母でもなく、自分で自己紹介したい、と言った1年前。
アレルギーもちの自分と、周りの人との関係を自分で築いていっている。
代替弁当を持っていたことなどない私自身にはもう分からない世界になっているのかもしれない。

技術の木工のニス塗りのときは、DIY店に売っている「防毒マスク」みたいなマスクを持っていった。(こんなものをつけるなんて、いやじゃないのかな)と心の中で心配している私とは裏腹に 「きひひ。かっこいー!」と言っているピカリン。

 

ムリしているんじゃない・・・?ようなんだよね、どう見ても・・・。

母は、どうしても信じられなくて、
ムリしてるんじゃないか、とか
学校で本当は意地悪されているのを、明るく振舞ってカバーしているんじゃないか、
とか
そんなことばかり考えてしまうのだけれど、
いろんなところで見るピカリンと友達の関係はそういう感じが、どうしてもしない・・・。

 

もう、この点において、ピカリンはひとり立ちをしてしまったのかな。
親は、もしも、何かあったときにピカリンを受け止める、安全網となって、ただ、見守るしかなくなってきたのかな。

一人だけ弁当でかわいそう、とか、ピカリンが保育園にいっていた頃のような感じ方をしてしまう、いつまでたっても成長しない母とは別に、ピカリンは、7年の間に、どんどん成長して、こんな風にやっていけるようになったんだろうか。

まだ信じられなくて、よくわからないのです。
だから、なんだか、うまく書けなかったけれど、
でも、
昨日の会話は、本当に、ピカリンがピカリンの世界を自分で創っていっている、ということがすごく感じられたので、まとまらないながら書いてみました。

 

母親、って、おろおろするしかできないんだねえ。

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アレっ子育児」カテゴリの記事

コメント

>すっごいイケメンの泥棒が・・・
うけました(笑)ピカリンちゃん、芸術肌ですか?
私は眠れないときは、あれこれ悩んで更に眠れなくなるタイプなので、ピカリンちゃんを見習わなければ!って思いました。

>明るく振舞ってカバーしているんじゃないか
タケさんでも、私と同じような悩みがあるんですね。
ピカリンちゃん、みんなと違うことをプラスに変えちゃうなんて尊敬です。
タケさんがプラス思考だからだと思います。
タケさんは、アレルギーあるから無理って諦めがちなところを諦めない。
→自信がつく→アレルギーに引け目を感じない
そして、堂々と生きるピカリンちゃんに育ったんじゃないかなって思います。

今、二人目の育児で悩んでいますが、アレルギーがあったって(あったからこそ)、こんなに素敵に育ってる子もいるんだって改めて安心しました。
上の子で悩んでたときも、タケさんのアメリカ旅行で勇気をもらったし、いつもタケさんのところでは心のゆとりをもらってます。

>化学物質を使っていない有機飼料で、自然に育てています
でコメントしそびれましたが、
「売れ残ったコンビニ弁当を家畜の飼料に」なんて、いかにもエコしてますっていいたげなニュースを見て、そんなので育った肉食べたくないよ!って思えるようになったのは、タケさんのブログで勉強させてもらっていたからです。
そんなことを思ったくせに、実際には便利さに流され、コンビニおにぎり食べさせちゃってる私。節約と一石二鳥になるし、おにぎりぐらいは作ろうと気を引き締めなおしました。

まめ式ルールサンド、めんどくさがり屋な私にも出来る!真似させていただきますね♪

長くなってすみません。遅くなりましたが、お祝いのコメントありがとうございました。

投稿: sizuku | 2007-03-14 15:07

ピカリンすごいね~
ピカリンがいれば、とっても家庭内が明るくなる!って、タケ家はタケ師匠が明るいから、子どもたちも明るく前向きナンダヨ~

アマランサス煎餅は、バキバキした食感でした。煎餅にする前の食感は、羽二重餅のようでしたね。サツマイモフレークを入れなかったのが失敗の原因かも、とコレを書いてて気が付きました。
うろ覚えですみませんが、アマランサスも広い括りではキヌア系らしいので、ほうれん草大丈夫でなかったら注意食材だと思います。
この煎餅、実は思いっきり娘に拒否されたので、私が一人で食べました(爆
私は、キヌアよりアマランサスの方が食べやすいです(粉の場合)。粒は、アマランサスは食べたことないので、なんとも言えないのですが・・・(←見た目でダメでした)

投稿: ゆうこりん | 2007-03-14 17:21

>sizukuー! 元気だったかぁ? 

二人目育児で悩んでいたかあ・・・。一人だけのときとは勝手も違う上、さらにアレルギー関係の悩みも絡むと、混乱すると思うけど、そのうち「どんと来い!」になるから(ならざるを得なくなるから)大丈夫!(←無責任?)

ピカリンの「イケメンの泥棒」には私も驚いた。自分が子供の頃、夜眠れない時は、どうしても前に読んだ怖い話やマンガを思い出してしまって、それを振り切るのが大変だったから、こんな「しゃーわせ」なことを考えながら眠るやつもいるのかぁ・・・
と、この時点ですでに「キャラ」が違っているので、ピカリンの友達関係作りはさらにわからなくなる・・・。

でも、アレっ子育てる上で、引け目を感じないように「やれることはやる!」はモットーだったし、その集大成が外国旅行だったので、sizukuさんにそう言ってもらえて、心がほわっと嬉しかったyo・・・。ありがとう。

コンビニ弁当、私もたまに使っちゃうよ。
ダンナは嫌がっていて、私も今はかなり頻度は減ったけど、子どもが小さい頃は、結構食べさせちゃってたナ・・・。心の中でいろいろ言い訳しながら・・・。
ジグザグいろいろしながら、スパイラル的に上昇していけばいいんさね!

投稿: タケ | 2007-03-15 08:15

>ゆうこりん! そのうちマンガも熱く語ろうゼ。

私の上を行くピカリンの明るさ。のずーっと上をいっているのが、実はうちのダンナなんだよねえ・・・。
そこまでいくと「ばか」?という禁止用語も使いたくなるほどだが、ヤツのおかげで、かーなり救ってもらってるかもなあ・・・。あんまり認めたくないが・・・。

アマラサンサス ほうれん草と同類か。
なーるへそ。
んじゃ、試してみようかな。
ん!

投稿: タケ | 2007-03-15 08:24

みなさん、なんでそんなに明るく元気にがんばれるんでしょう。素敵です。
アレルっ子持ちの方のブログを拝見してると、みなさん一生懸命やってらして、最近またへこみぎみのわたしとしては、なんとも反省ばかり。
落ち込む一方なので、みないかと思ってしまうけど、勉強になることが多いのでみてします。また反省&落ち込み。
暗く重いコメントしてしまいました。
ごめんなさい。
次は明るいコメントいれさせていただきます!

投稿: ぼにゃはは | 2007-03-15 19:41

>ぼにゃははさん、初めまして!こんにちは!


ぼにゃははさんもアレっ子母ですか?
何年目かな~。
私はついに13年目ですが、7年目くらいまでは、もう、全然、人とアレルギーのことを談笑できるような状態では無かったです。
そういう頃のことをいつかは書きたいと思いながら、書けないくらい、もうぐちゃぐちゃでした。
だから私も、いま、現在進行形でいろんな症状に遭遇しながらがんばって、ブログも書いているアレっ子母のみなさんを羨望のまなざしで見てしまいます。
語れなかったです。
人に責められるような気がして、自分でも自信が無くて、症状を出してしまっては、やっぱり自分が間違っていたと確認することの連続で。

自分が落ち込んでいた時は、きっとどこかに「正しい」こと「優秀なこと」があって、それを自分ができていない、と思うから落ち込んでいたと思う。
特にそれを強弁する医師がそばにいたせいもあったと思うけど・・・。
まー、アレルギーの話をまともにする時は、相手の目を見て話せなかったね。

ぼにゃははさんの落ち込みは何でかな?
落ち込むの当たり前!な状況が、今のアレルギー界だと思う。医師も統一した見解を出せないような状況で、自信もって明るく過ごせる母なんて、奇跡だぜ!
みんなも、きっと、そうなんだヨ。
ただ時々見つけた、楽しいことを書いている、っていうのもあると思います。
まー私の場合は、長年のもやもやの末の「開き直り」っちゅー感じですが・・・。

悩んでOK! 落ち込んでナンボ!
それが、アレっ子育児だと思ーyo!
暗いこと、明るいこと、いつでも、OKです!
また、遊びに来てくださいね!!

投稿: タケ | 2007-03-15 20:23

ムスコはまだ5歳ですが、
こんな小さなうちから無理して
明るく振舞っているのでは…?
と勘ぐる時があります。
いくら小さくても嫌なこと、
悲しいこと、我慢している事は
ありますからね。
一人で違う状況の時になぜ笑って
『ママの美味しいよ』と言えるのだろうか。。。
ファミレスで沢山のメニューがあっても
いつも同じモノしか選べないのに
『おいしいね~』と
なぜそんなにも喜ぶのか…
ムスコはワタシより強いのか、
それともやせ我慢なのか…
周囲を困らせないようにしているだけ
なのか。


ワタシが思うに、ピカリンちゃんは
アレっ子母からみて理想像でしょうか、
こんな風に全てのアレッ子が
前向きに素直に育っていけるとは
思えません。
というよりもタケさんの子育ての仕方が
今のピカリンちゃんを生み出したのかな。
ワタシにはそんな風に出来る自信が
ないんですね。
いつかムスコに何でアレルギーなのかと
責められる日が来るのではと怖いです。

まずい、泣けてきたので帰ります。

投稿: ナオ | 2007-03-15 21:00

>ナオ氏。こんにちは!


昨日、寝る前に、ナオポンのコメントを読んで、いろいろ考えながら寝たんだけど、難しかった・・・。

まず、うちの一番上の子ピカリンに限って言えば、かなり彼女のキャラによるところが大きいというか、もともと、人と違うことをあまり気にしないゴーイングマイウェイの子で、キテレツなことをやっては親の度肝を抜いていた子なので、それはあるかな、と。
下の子チクリンは、かなり「格好」を気にする方で、ピカリンとは全然違います。
ピカリンは来年修学旅行で沖縄で、そのとき、万が一、自分は3日間ふりかけオンリーという食事になっても、教師に面倒だから連れて行きたくない、と言われても、「きっとある面白いことを友人らだけに味わわすものか!」と、ど根性でついていくと思う。でもチクリンは、問題勃発の前に、「オレ行かなくていいわ」と図書館引きこもりを決めるかもしれない・・・。

でもそういうことは問題の本質じゃないよね。
ナオポンが感じたようなことを私も何度も感じたし、何度も夜中にこっそり泣いた。
そんでもって、今もピカリンの言動を「本当に?」と思って疑っている。

それから、ピカリンくらいの年頃の子どもで、アレルギーがあるということで、人と違う「悩み」や「苦しみ」を味わっている子も、知っている。

アレルギーがあっても順風満帆と書く気は無いんだけど、
でも、
全く自分(私)が知らない世界を13年間生きてきた事実はあって、私はずっと傍らにいてそれを見てきた訳だけれど、ピカリンの13年がどういうものなのかは、人と同じものを食べ続けてきた自分には、本当にはわからない。
いつまでも、その「わからない自分」の基準、その視点のみから、ピカリンを「かわいそう」とか「苦しいに違いない」と判断するのは違うのかなあ、と思った、んだ。
アレルギーがあることで、ピカリンが苦しんでいることは絶対あるに決まっている。
でも、
私が思う「悲しみ」「苦しみ」とは少し違うのかもしれない、と、今回のことで気がついたんだよね。
13年もたってから。

あくまで、結果で。

こういう風に育てよう!と思って、そしてうまく育てられた!というわけではないし、
こういう風に育つといいよね?!
というわけでもないんで、
なんとも表現が難しいのですが、
そういうことであります。

「何で自分はアレルギーなのか?!」と、
ぶーたれられたことは何度もあります。
では、それを次回に。

投稿: タケ | 2007-03-16 06:22

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