« 宿泊施設の違い 3 | トップページ | 宿泊施設の違い 5 »

宿泊施設の違い 4

ケース 3

 

再び、ケース1の宿泊施設に泊まる事になりました。
やはり、今回も「食事内容を教えるのは(時間的に)難しい」とのことでしたので、「去年とあまり変わりありませんね?」と聞くと 「そうですね」とのこと。

リベンジ!

骨董品屋にありそうな携帯での写メですので、画像が悪いですが、

07_2  ←これが、宿泊施設の料理。

なんと、刺身も、鍋物もなくなっていた!

「不景気なんだな・・・・」と思いました。

 

 

07_3 ←こちらが、お皿も用意していただいた上で、持参の料理を盛り付けた、うちの子の膳。

 

うーん! 今回は負けてないだろう! よし!

 

私の料理に、料理場のオバサンがびっくりし、レンジで温めたのを持ってきてくれたついでに私に話しかけてくれました。
「あんた、ちょっと、すごいね! 全部自分で作ったの? 調理場の若いもんに、『あんたたち、こんなのできるか?!』と聞いたら、みんな『できません』と言ってたよ。でもねえ、確かに、私も、自分の子が、そういう子だったら、こうやって頑張ったかもねぇ」

このオバサンは、食事が始まると、正座して、うちの子の横に長時間張り付いていました。私の席は遠かったので、あとから、「何言われていたの?(笑」と、子どもに聞いたら、

「『このハムは高いんだよ!』とか、『この料理は難しいんだよ!』とか いろいろ。
別に聞くのはいいけどさぁー、食ってる最中にごちゃごちゃ言わないで欲しいよな」

たぶん、他にもいろいろ言っていたのでしょう。なにを言っていたのかな?
宿泊先の調理場の人が、うちの子に話し掛ける(ごくたまに説教(?)→おかあさんに感謝しなさい、とか)ことは珍しい事ではなく、似たようなことがたびたびあります
でも、ほとんどすべて、愛情がこもったものなので、子どもも面倒くさいけどそれほど嫌な気持ちはしない、といった感じです。

 

さて、ここでの話は、まだもうひとつ。

今の話は夕飯の話ですが、次は朝ごはんの話。

食事部屋と、調理場は離れており、調理場はちょっと入れない感じなので、『レンジで料理を温める』という仕事は、配膳にきた方たちに頼む事になります。

団体を受け入れるこうした施設は、配膳のメンバーも朝と夜では変わることがあることを理解していたタケ氏。昨日の夜のオバサンが翌朝もいるとは限らないのです。

配膳で忙しく走り回っている方たちにお願い事をするのは、よほどタイミングをうまくしないと、面倒くさがられる事がわかっていますので、この日の朝も、食事時間より10分早く、食堂入りしました。状況を読むためと、もちろんレンジ温めを頼むためです。ああ、それから、うちの子のお膳には、何も乗せなくてもいいのに、配膳マシーンと化した配膳係は、機械的に食事を置いてしまう事があるため、それを指摘しなくてはなりません

思ったとおり、青筋立てながら配膳をしているおばさんたち。昨日のオバサンはいません。

とても声をかける暇などないほどのスピード。
配膳しながらも「あそこの団体はごはん何時予定?!」「○時!」「全然進んでないじゃない!」「ちょっと、そっちいいから、こっちに来て! 間に合わないヨっ!」「何がどれだけ足りないのっ?!」と声が飛び交っています。

ここが、一段落しない限り、絶対、レンジ温めしてもらえない・・・。やはり、うちの子の膳の上にもすでにおかずが乗っている・・・。これの指摘をしたら、彼女らの青筋から血が噴出するのは、その血を見るよりも明らか・・・。

そう踏んだタケ氏。やおら

「あの、私も手伝っても良いのでしょうか・・・?

「え?あ、お願いしますね」
こういうことには、遠慮しないたくましいおばさんたちなのであった。

とにかく、手伝って、早く配膳を終わらせよう!終わった後に、レンジを頼むのだ!うちの子の膳に乗ったおかずは、あとで排除するしかないな!

と、アレルギー食レンジ温めのために、
各お膳に箸を配ったり、海苔配ったり、「ここ、御汁ワン3つ足りませーん!」となぜか叫ぶタケ氏。おばさんたちの動きを読み、邪魔にならないよう、質問もせず、効率的に動く!
ときおり、「私はここで何をしているのか?」と疑問がよぎりますが、まあ、良いではないですか。

おばさんたちも、ふ、と「?」と思ったのか、「先生ですか?」と聞いてきた。
「いえ、保護者です」と、黙々と働く私。

 

「これで間違いなく、全部やったわよね?」と、全体を見回してつぶやくおばさん。
「わかりませんが、そうだと思います」とタケ氏。
こうして、時間内に配膳を終え、無事、温め料理も温めてもらって、朝ご飯にありつけたのでした。
おもしろかった。

 

料理にも不景気さが出ていたけど、というところは、たぶん、人員もギリギリで運営しているんだよね。
経営者がアレルギーっ子を受け入れてくれても、その下で、ギリギリの人員で骨身を削って働いている人が、アレっ子にやさしいとは限らない
やさしくしたくても、そういう余裕がない場合が多いのだ。

宿泊施設はサービス業なんだから、と、お客として要求したい事もいろいろあるけれど、なんだか、そういう実態を理解すると、要求ばかりもしていられない。かといって、要求を引っ込めるわけにはいかないから、
そのあたりの矛盾を、自分なり(アレっ子の親なり)の工夫で乗り越える、って感じになっているかな。

といっても、個人的努力には限界があるから、やはり、何かしらの公的整備をして欲しいと思って、それはどういう風な整備であるべきだろうか?と、こんな事をしながら考えめぐらせているのであるのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

P1010090 杏のカナッペ風。

台は、「ごはんでケーキ」を薄く焼いて、クッキー抜き型の反対側の円部分でくりぬき。

杏は、シロップ煮を買ったもの。

カスタードクリームは
漉したコーンクリームを少量のお湯と鍋にかけ、お砂糖バニラエッセンスとアガーで、とろみをつけただけ。コーンの臭みがあるので、それをとるための一工夫を各家庭ですると良い。臭みさえ取れれば、それなりにおいしい! ちなみにこれは、『アトピーのための食事療法』(保育社)の中の、「プリン」とほぼ同じです。
アトピー+その予防のための食事療法お好み焼きは、具材(味をつけておく)と米粉とイトヨリのすり身を混ぜ(米粉とすり身は3対7くらい)、塊を熱したフライパンの上で、手でぎゅーっと押しつぶして焼いたもの。さつま揚げみたいなお好み焼きで、かなーりうまいよ!

|

« 宿泊施設の違い 3 | トップページ | 宿泊施設の違い 5 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

>祐たんママさん、こんにちは!


寒~くなってきたね! お勤めご苦労様です!

前も書いたかもしれないのですが、アレルギーっ子の親やっていて、給食についても人より詳しくなったし、宿泊施設の構造についても、そこで働く人ほどにではないけど、部外者の割には詳しくなったよ! いろいろと裏を拝見させていただく機会に恵まれ、その場その場の対応を思いつくようになったという次第でございます・・・。もともと、柔軟な思考の持ち主、って訳じゃなくて、経験則じゃ。
子どもがスポ少などをやるものだから、いやでもこういう経験をさせていただく事になり、嬉し涙が滝のようですわ!
でも、その経験が「役に立つ」「役に立たない」じゃなくて、その経験自体が面白い、自分の人生って面白いじゃん?!と思えれば、こっちの勝ち、って感じですが、
それでも、しんどいこともある!!

投稿: タケ | 2007-10-15 08:46

>ふわりふわさん、こんにちは! コメントありがとうございます!

Aさん、なんか、あったかい感じしたよ。悪い人ではないんだなぁーと。「宿泊拒否」も、なんだか気が小さい感じがしてね、そのあたりで、「もうちょっと見極めよう」的になれたというか・・・。
学校経由のお泊りの経験は、この中に入っていません! 先生が絡むと、宿泊施設もあまり邪険にしない感じがする! ただ、先生と話をするとき、私が書いたようなことを知識としてでも裏情報として持っていると、話し合いに余裕が出るかもな、と、なんか自画自賛しちゃったよ。
私の集団宿泊は、アレルギーを良く知っている仲間内→わがままがきく母友達の多い子ども会→学校関係→教育委員会関係→ナチュラリスト関係→そして、今回のようなスポーツ団体関係、ときました。
ある程度、段階を踏んでいるのでできたところもあったかもしれません。
(知らない方へ、参考記事→http://taketaketake.tea-nifty.com/cooking/2006/06/post_10eb.html)など
しかし、さっそく、11月の団体お泊り、パス! 毎度やってらんねーっつーの。というわけで、ごめんねチクリン。来年はやるから、勘弁ね。と、困難を避ける事にも躊躇ないのであった・・・。

投稿: タケ | 2007-10-15 08:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 宿泊施設の違い 3 | トップページ | 宿泊施設の違い 5 »