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三番目の校長先生(上)

中学校の校長先生とはまだお話したことはありませんが、

小学校の校長先生とは、3人お話したことがあります。

一番目は、引っ越してくる前の宮城の小学校の校長先生。

二番目は、こっちに来てからの校長先生。

三番目は、二番目の校長先生が定年退職で、おととしから校長になった今の先生。

ということで、子どもが在学している小学校の校長先生全員と話したことがあるわけです。

 

 

先日、三番目の校長先生と、チクリンの小学校廊下タイル補修の件で初めてきちんとお話しました(それまでも軽い会話はあったのですが)。

「良い先生だ」という噂は聞いていたし、面倒な仕事(雑用)を率先して行ったり、毎朝生徒より早く登校して、校門で生徒に声をかけたり、「偉い先生だな~」と思ってはいたのですが、本当をいうと、アレルギーがらみではあまり期待していませんでした。

 

今まで、校長先生には、裏切られたとまではいかないけれど、アレルギー・化学物質過敏がらみでは、共感し合えたことがなかったからです。

 

一番目の校長先生は、「新しい事をどんどん実践する」「提案を柔軟に受け入れる」という評判が、まぁあった先生でした。

私が、「新入生健診(年長さん対象の)のあとに、アレルギーについての有志懇談会を持たないか?」という提案を、養護の先生にした時がありました。

その小学校は自校式で、アレルギー対応給食を出していました。わがやほどのアレルギーの子にはちょっと対応できなかったけれど、卵や、牛乳、海老、など、特定のものに反応する子には、きちんと対応食を出していました。

でも、保護者の心配はつきません。
具体的にどのように対応するのか、
みんなと違った給食で大丈夫か
いじめはないか。
いろんなことを考えます。
また、
本当は弁当を持参しようかと思っているけれど、困難が予想され、症状が出ても給食を食べさせた方がいいのかと思っている、とか、選択の境界線上にいる人もいるわけで、
小学校入学にあたり、どんな対応を子どもにしてやるのがベストなのか、
一人で孤独に悶々と悩んでいるわけです。

入学したあとの子も、アレルギーの子を持つ親同士で情報交換をしたことはありません。
だから、どれくらい対応してもらっている子がいるのかなども、知らないのです。

これを機会に、
小学校が取り組んでいる事、
対応の方法、
それから、除去してもらっている家庭、弁当を持参している家庭、
それぞれが経験談を出し合って、新入生の保護者のうち、希望者に聞いてもらう。
がんばっている学校の姿勢も良くわかるし、
親の不安も軽減できるし、
在校生のアレっ子の親も、気持ちを強くもてるのではないか?
と思って提案したのです。

養護の先生は諸手を上げて大賛成。

「すぐ校長先生に直談判に行こう!」と促してくれました。

 

ところが(この話は前に書いたのだけれど)
答えは NO
校長先生と、全く話がかみ合わない。
あとになって、それは校長先生が「孤独に不安を抱えている保護者」の思いを想像できないからだ!(多分、自分で自分の家の子の健康に気を配ったり、ご飯を作ったりしたことがないんだと思う)と気がついたのだけれど、
とにかく、とんちんかんなやりとりの連続。

「食文化はどうあるべきか、学校も今、いろいろ考えているんですよ。だから、その企画はちょっと待ってください」という????の話で押し切られ、ポカーンとしたまま、話は終わり。

養護の先生が、「絶対賛成してくれると思ったんだけど・・・」と、申し訳なさそうにがっくりしていました。

今の私なら、もう少し、校長先生を説得できると思うけど、その当時(今から6年位前?)の私は、まだまだアレルギーの子の置かれている状況を、本当に客観的は判っていなかったんだと思います。だから、うまく説明できなかったし、より建設的な方向で、話を進める事ができなかったんだと思う。

直球勝負で、敬遠されちゃった、って感じです。

今でも、この「企画」はいい!と思うし、なんか、何でかなー、と思うけど、
親が勝手に動くというのが気に入らないのかしらん、
という感想だけ持って、この話は立ち消えたのでした。

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アレっ子育児」カテゴリの記事

コメント

ちょっとコメントがずれてしまうかもしれませんがお許し下さい。

以前、私の職場(中学校)でこんなことがあったんです。
うちの学校では不登校がかなり深刻な問題になってまして、不登校のお子さんをお持ちの親御さんたちは、個々に連絡を取り合ったりして情報交換していたんです。
子どものことで不安も大きいし、些細なことでも情報がほしいですよね。
で、週1でいらっしゃるスクールカウンセラーに、学校でそういった「親の会」を定期的に開催してもらえないか、という要望があったんです。実際問題、担任や主任の対応もまちまちで学校に不信感を募らせている方もいらっしゃるようでしたので、それは良い!ということでスクールカウンセラー、養護教諭が教頭、校長にかけあったんです。
ところが返事は「NO」。
言い分はいろいろあったようですが、本音としては、そういう親御さんが束になって、集まったら学校に対して何を言い出すかわからない!!みたいな感じでした。

その時の校長は偏見に充ち満ちた(バカもの)お方でしたので、自分の理解できないことは排除する方向でした(ついでにスクールカウンセラーのことも尊重していなかった)。

すっごくいいアイディアなのにね~、と養護教諭ががっかりしていました。
中学校は3年サイクルなので、そういった良い企画も、次の校長に代わった時には、良いことを言って下さった親御さんも卒業されていたり、本当に惜しいものがあります。

そんなバカものばかりではないですが、学校の管理職というものは保守的、自分の評価につながらない「新しいこと」には腰が重いヒトが多いなぁ・・・と思っています。

ちょっとグチっぽくなってしまいましたが、タケさんの企画はすっごいgood!と思うし、否定するヒトばかりじゃないと思います。
ピカリンちゃんやチクリンくんの時には実現しなくても、その種はきっと土の中に残っていて、いつか芽を出してくれるのではないかなぁ・・・と願わずにいられません。

投稿: むう | 2008-01-30 12:28

>むうさん、こんにちは!


>>本音としては、そういう親御さんが束になって、集まったら学校に対して何を言い出すかわからない!!みたいな感じでした。

やっぱり、こういう印象、もってしまいますよね・・・。
私は、その頃、自分の事でいっぱいいっぱいだったし、似たような境遇の人がもしいたらの思いひとつで動いてしまって、それはそれでピュアで良かったんだと思うけど、校長先生に「そう」思われるとは想像していなくて、とっさにどうしたらよいか、わからなかったでした。
その学校は、アレルギーに対して頑張っている方だと思っていたし、そういう学校の「頑張り」を見せられるという点でも良い機会だと思ったんですけどねー。

この学校には、その後1・2年しかいられなくて、話を続けられなかったのが、残念でしたー。

投稿: | 2008-02-01 08:27

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