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三番目の校長先生(下)

2番目の校長先生は、お祭り好きの陽気な先生。
生徒の名前をすぐに覚えて、どの子にも名前で呼びかけられる、そんな先生でした。

学校の近所の家が農薬をまけば、私に速攻電話を下さって、学校内の空気のよどみがないか、いっしょに校内を回ってくださったりしてくださる先生でした。

が。

おととしの校舎増築工事と、チクリンの化学物質過敏症検査クロのときは、どうだったのかなあ、と思っています。増築工事は夏。この頃から、度々私は学校と話をしていて。で、このときに、教育委員会に話は持っていっていたはずなんです。
そして、チクリンが「異常」と診断されたのは、冬。

このときは担任の先生が、生徒に対して本当に親身で熱心な方で、親の私以上に校長や教頭にかけあってくれた人でしたが、

どーもいろんな話を総合すると、校長or教頭から「教育委員会に伝えておく」という様々なチクリンの状況を、夏の工事の頃には、伝えていなかった様子・・・。 あとから私には「私どもも教育委員会に言ってきたのですが・・・」と言っていたが、どーもウソくさかったのですねぇ。

チクリンに異常が出て、担任がまた詰め寄ってから、初めて教育委員会には伝えたっぽくて、

でも、その真偽を確かめる方法もエネルギーもなかった。
校長先生に呼ばれて、校長室で、一時間。校長先生と奥さんの馴れ初め話や、親戚自慢、先生の教育理念も交えながら、CS話をしました。が、こちらはそういう状況の中で、ほとんど、「理解しあう」のをあきらめてました。

お茶目な愛すべきキャラの持ち主である校長先生でしたが、
やっぱり、教育委員会がらみだと、面倒くさい話を持ち込むのは嫌なんだろうなあ、と、先日コメントでむうさんも書いていましたが、そんな印象をもちました。(あくまで私見ですが)

 

 

そんなことで、
「理解しあえない」、特に上(教育委員会)がからむと、もう本当に動けなくなる、
という印象の 校長という管理職

いまさら・・・と思う方もおりましょうが、何事も自分の目で確認してから判断するワタクシとしても、もうそう思わざるをえないなあ、という
そんな学校歴8年目の今年でございました。

 

 

さて、
噂では「いい先生!」と評判の、3番目の校長先生の話。

 

今回のお題は
「校舎のタイル張り替え工事」
です。

この工事は、計画されていたものではなく、歳が明けてから、いきなり決定したものらしく、小学校の養護の先生(←これまた「いい先生!」と評判の先生)が、「私も今日聞いたのですが・・・」と、私に連絡を下さったのが話のはじめです。

この話の具体的中身は、別の記事できちんと書きたいと思うのですが、
とにかく工期が迫っているということで、
今までの経験からして、「それなら、今更私が何を言っても、無駄だろう」という気持ちでした。
「この接着剤を使っても大丈夫ですか?」
と聞かれれば、聞かれたのですから、それは一生懸命できる範囲で調べて、「ダメっぽいです」と、答えました。
私としては、もう、どうせ負けるに決まっている試合に体力の限界を押し切って無理やり出させられているような心境です。

でも、普段言っている「雨だれ石をもうがつ作戦」で、とにかく、動かないように見えても、行政側に声を届けつづける事が大事だと思っているので、
キョーレツなストレスを感じながらも、あちこち連絡をとったり、ネットや本で、夫と一緒に調べたり、どう「伝えるか」を話し合ってまとめたり、やっていました。
実際、不安そうな養護の先生に
「や、先生。こちらとしても、絶対どうにかして欲しい、っていう訳ではなく、して欲しいんですけど、もしダメでも、たとえば教育委員会とかに『こういう児童が居る』という声を届けつづける事が大切だと思っているので、そういう目的もあってやっているので、心配しなくて大丈夫ですよ!」と励ます始末。

 
教頭先生からは、「3日後に教育委員会に接着剤の件で話しに行くから、それまでにまとめておいてください」、ッちゅーのだから、ストレスもたまりまくります。
「もー!転校したい!!」と叫びながら、調べたりまとめたりしてました。
(まじ、胃が痛かった・・・。だって、私だって、わからないことだらけだし!!)

 

で、養護の先生、教頭先生、校長先生を交えた話し合い。

いきなりはじめから

「で?」

というだけの姿勢の管理職様。挨拶なし。

仕方がないので、調べただけの事を(ちゃんと資料を人数分プリントアウトしてある)早口でまくし立てました。

なぜ、早口でまくし立てたか、って。
無反応なんだもん! ずーっと!!
返事が、ない!!

ちょっと、沈黙が訪れては、
「言い方、まずかったかな?」
とか
「別な側面での説明が足りなかったカナ?」
と、
言い直したり、別の資料出したり、繰り返してみたり。
はぁー・・・。本番リングの上で、全力でシャドウイングかよ。きっつーーー・・・・。(涙)

多分最後に
「お話はわかりました。今タケさんがおっしゃったような事を、教育委員会に伝えておきます」
という、どうにでもなるような答えをおっしゃるのだろうな・・・。
と、心は投げやり状態でした。

 

 

程なくして、やっと口を開いた校長先生。

「わかりました。今日、教育委員会へ行きますので、まず、工期を就業期間である3学期というのを変更してもらって、春休み、それも最初の日になるべく短期で行って、春休み中、全力で換気に努める、ということを、かけあってきます
「学校としては、設備の維持が大事です。が、それ以上に、児童の健康が大事です。そして職員の健康も大事です。 たぶん、教育委員会は、「綺麗な校舎から卒業生を送り出そう」という意図で、急ぎの工事を設定したのだと思います。しかし、うちの小学校の意見としては、それよりも、健康の側面を重視して、工期をずらしていただきたい旨を、学校として、申し述べてきます」

 

へぇ?!

 

猜疑心の塊 アーンド 疲労のピークだった私は、はげ?ほげ?ほぎゃ?と耳を疑うと同時に、ぐーっと胸が詰まってしまった。

いかーん!回避~~!

はい、回避・回避・回避! 泣くとこじゃないぞ~!タケ氏!

 

「接着剤に何を使うかについては、これからさらに業者との話を続けるという事で、いいでしょうか?」
というセリフと同時に、
なぜその接着剤がダメなのかを、また、CSとはなんなのかを、理解し、自分なりの言葉で話せるようになろうと、私に質問や確認を繰り返す教頭先生。

校長「普通の人でも、新築の建物では気分が悪くなったりするもんね。キミはどう?」
教頭「私は、特に・・・」
校長「そう。私は、ダメなんだよ。頭が痛くなってくる」
養護「○○中建て替えのときは、どうでしたっけ?」
校長「確か、被害があったね。」
養護「△△中は建て替えて、すぐ、児童が入っているんですか?」
校長「うん。一日もおかず、入ってる」
3人「大丈夫なんでしょうかね~・・・?」

それからも、質問を繰り出してくる3人。
答えながら、私は
「かつて、行政サイドともいえる人たちが、こんなにも話を聞いてくれたことがあっただろうか?!」と、思うと、

あかん。

決壊。

 

 

もうー、やだよ。
なんで、すぐ泣くかな。

びっくりするお三方。(←あたりまえだよ!!)

「すっ、すみません! 今まで、校長先生とかそういう人には、何を言っても「まぁ。そうは言っても」と切り返されるばかりで、ちゃんと聞いてもらえたことがないので、びっくりして・・・(ぐぐぐぐぐぅ・・・)」(←あほ)

しかも、ハンカチ忘れてるよ。バ○の上塗り。

 

 

それでも、腐っても管理職。
教育委員会のご機嫌を損ねたら、大変な事はいろいろあると思う。

何もかもうまく運ぶとは思っていないけど、
東北の長い春休み(3週間)に、化学物質を飛ばすことができるようになっただけでも(3週間で全部飛ぶわけではないが、就学期間にやるより格段に良い)、本当に安心した!!

接着剤選定の期間がとれた事も、良かった!
急ぎの工事だと、工期を理由に、接着剤選びなんてできないと思っていたから、大きく前進。

 

ということで、
3番目の校長先生で、
はじめて、少しは話が通じた!

という体験でした。

「どうせ・・・」とあきらめない事、って、大事なのかもナ。(←自信ナサゲなところが、問題)

 

 

その後、校長先生に会うたびに
「遠慮しないで、どんどん気がついたことを言ってくださいね」
と言われまくっている。

もう泣きません・・・・。そんで、そんなにか弱くありません・・・。たぶん・・・・。

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アレっ子育児」カテゴリの記事

コメント

いやぁ~。いいお話です!
いい校長先生ですね~。
うっかり、もらい泣きしそうになりました。

タケさんの努力と、すばらしい出会いと。
「児童の健康が大事」
その通りなんですよね。
健康が一番大事なのに、なにか違うものを優先してしまっている。その代償は大きいですよね(輸入冷凍餃子の一件とか)。

私も職場復帰したら、校舎の建材とか塗料とか、接着剤とか、そういうことを勉強したいと思っています。

ところで、全然話は変わるんですが、米粉でおやきを作っていらした記事を以前拝見したんですが、米粉で包む時って「打ち粉」ってしますか?されるとしたら、何の粉を使いますか?
今、米粉の「包み」に試行錯誤中です-_-;。
味も食感もそう悪くないんですが・・・。
お時間のある時でいいので、よろしくお願いします。

あ!今年は私もタケさん見習って「恵方巻き」に初挑戦します!
巻きずし自体、初めてです。どきどき。

話しがそれちゃってスミマセン・・・。

投稿: むう | 2008-02-01 13:56

あ~、よかった。ほんとに良かった。
チクリンくんが苦しい思いを極力しないで済むことになって。
教育の場にいる人って2タイプあるんですよね。
・「常識・普通・今まで通り・平均的」が正しくて、
 そこからはみ出る人を無理やり四角の中に入れるのが教育
・子どもの個性や能力は人それぞれで、その人なりに伸びるよう、
 個に合わせて指導法なんかを柔軟に変化させるのが教育
三番目の校長先生が下のタイプでよかったです。
とりあえずチクリンくんの方は一件落着でしょうか。
あとはピカリンちゃんの修学旅行ですね。
交渉はまだまだ続きそうですが、お体を壊されませんように。
わがやはUが1歳の誕生日。
みんなで食べられるケーキ作り、頑張りまーす!
またブログにアップするので見てくださいね。
↑って最後は自分とこの宣伝かいっ!

投稿: かずみ | 2008-02-01 14:24

師匠、コメントしようしようと思いつつ、
なかなか考えがまとまらずに・・・
↓記事、ピカリンの活躍とか
旅行会社の社員君とか、良いお話を
いつもありがとうございます。
私、娘のアレ対策で手抜きをして痛い目にあった
ばかりで、伝えることの大切さを実感しております。

全部じゃないけど学校の先生はね
あたらずさわらず的な人多いかもしれません。
上から目線の人も多いですしね。
チクリンくんの学校の校長先生が、
児童の健康優先(でもこれって常識のような・・・)の先生で
本当によかったです。
まだまだ師匠は忙しい日が続きそうですね。
応援しています!

投稿: ゆうこりん | 2008-02-02 13:26

>むうさん、こんにちわっ!


どの校長先生もいいトコ悪いところあると思うのですが、
3番目の校長先生は、しっかり「学校として」CSを考えてくれて嬉しかったよ~。

ところで、打ち粉、ですが、していません!手をぬらして、その手の上でアンを包んで、すぐ焼いていました。
えー?すぐ焼く、って、全部包みきるのは間にあわないじゃんー?ですよね。
です。
お焼きによって焼き色が違ってきます!
クッキングシートの上などに置けばいいかもしれません。
確か、はじめは打ち粉をしたのですが、焼くと粉っぽくなるので、やめたように思います・・・。

恵方巻き・・・
今年はどうしようかなー!

投稿: タケ | 2008-02-03 11:13

>かずみさん、こんにちは!

U君、誕生日おめでとう!
スポンジとプリンをあわせるという技が、すばらしいね!
今度やってみよー!想像しただけで、よだれが沸いてくるわ。
私は、上の子のピカリンの1歳の誕生日のとき、まだアレルギーについての知識もてんで浅くて、ちょうどその日、発熱したピカリンと、無理やり誕生日をしてました・・・。アレルゲンを使って。
はりきっちゃってたんだよなー。・・・。
かずみさんのところの、ステキなバースデーを見て、しみじみしました。

修学旅行の交渉は「終わったカナ」と思っていたのに、連絡ミスがあった事に気がつき、がっくりしています。
もうひとふんばり!です。
がんばりまーす!

投稿: タケ | 2008-02-03 11:18

>ゆうこりんさま、こんにちは! いろいろコメント、ホンと、ありがとう!!


実はねぃ、
ゆうこりんのところで展開されていた「海老」
私も、この暮れから、その件で、結構どよ~んとする一件がありまして、どよん過ぎて、コメント残せなかったでし。
のど元過ぎないと書けないヤツ! 
いろいろあるよね・・・。

「健康優先」
あたりまえなのに、あたりまえの一言を出せないの、って、本当にヘンだよね。
「そうはいっても」って、ありえない!ハズなんだ、本当は。
あたりまえの事に感動するなんて、普段いかに、こらえていたか!と、自分で思ったヨ~。

「希望」というものも、どこかに少しはあるもんだよな、って思う。
(意味不~・・・)

投稿: タケ | 2008-02-03 11:24

ご無沙汰していまーす。
バスケの話も泣けましたが、コノ話も泣けました。
タケさんはそうやってblogを読みに来る人を泣かせて(?)
スッキリ?させてくれるパワーがあると思います。
きっと一家全体が前向きだからでしょうね。
最近はアレ記事を読みに来ているのか、
はてさて私が癒されに来ているのか不明といった感じです。
簡単に前に進めないもどかしさや、
理解されなくて投げやりになったりする事が続いても、
自分が経験しなくてもこういう嬉しい出来事を読むと、
世の中満更でもないと、元気になれるから不思議です。
感謝。感謝。

投稿: umi | 2008-02-05 15:21

>umiさん、こんにちは!

つたない私のブログですが、お褒めいただき、恐縮至極です!
校長職については、8年間、ほぼがっかりしっぱなしでしたので、ちょっと嬉しかった・・・ので、書いてみました!

ここしばらくの経験は、いろいろありすぎて、そして大きくて、
一体何から書けばいいのかわからなくて、とりあえず、直球じゃない角度から掘ってみたのが、今回の記事でした。でも、一番、気持ちがふるえたことでもあったんだよねぇ。
泣いてしまうと、あとが本当に恥ずかしい!
ひとつの印象として、相手の中に残るもんねー、間違いなく。
泣きたくないんだけど、この頃すぐ泣いてしまって、困っています・・・。

投稿: タケ | 2008-02-07 07:57

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