たけ夫くん精進中
「たけお」
と読みます。
私の伴侶でございます。ピカリン・チクリンの父、でございます。
男は家事をしない家に育ち、それでも一人暮らしの範疇ぐらいの料理はしていたたけ夫。
子どもにアレルギーがあり、除去食をはじめると、料理からは一切手をひきました。
そんなころから、何年経ったのだろう。
最近のたけ夫くんの進歩ぶりは、目に余るもの目ざましいものがあります。
はじめは似たようなものばかり作り、「何にも思い浮かばないよ~~!」と不満いっぱいの顔で文句をたれていたたけ夫。
チミは、女性の遺伝子の中には、自動的にレシピが刻まれているとでもお思いなのかね? 「何も浮かばない」というところから、「どうしよう?」「栄養は?」と考え考え、調べ、聞き、研究し、精進してきた中に、今の台所を預かる人々の成果があるのだよ。
というようなことを、直接ではなく、すっごく婉曲的遠まわし的癒し系励まし笑顔(←本当か?)で言ったところ
彼はこげな物を買ってきた。
少しずつそろえておりました。
そうか、そうか、うん。きみもカツ代さんだよね。
大体、私タケと、たけ夫の味覚は、ほぼドンピシャリである。
その謎は、彼の母(お姑さん)の料理を食べて納得だったのだが、なんと私の好みと合う味であることか!
たけ夫は、これらの本と、主にネットで料理を検索し、日々のメニューを考案している。
何がすごいと言って、卵・乳・小麦・大豆・魚介類・ナッツ類(牛肉や鶏肉も含めて)をすべて除去した食事を作ることが、エライ!
世の中に、除去食をがんばって作っている「お父さん」が希少価値的に存在していることは、存じておりますし、本当にえらいと思う。
たけ夫もそんな中の一人に仲間入り~~~~!!
さらに、彼の食事は、見た目よりも手がかかっている。
肉は全部下味をきちんとつけるし、下味をつける段階から料理に応じて「つけかた」を変えている。
上記写真2番目のスペアリブは、オレンジジュースで煮ている。
アスパラガスの混ぜご飯は、炊き込み御飯の中に、別鍋で絶妙の歯ごたえと本来の甘さに煮たアスパラを混ぜ込んでいるのだ。
ずぼら・いい加減のタケには、到底考えらんにい。
えらいな~~。たけ夫は!
はじめは、たけ夫もそんな自分を「偉い」と思っていた節があるが、
この頃は、私が料理を作ると、しみじみと
「やっぱり、おかあさんは上手だなぁ。我が家のシェフは、やっぱりお母さんなんだなぁ」
と、謙虚につぶやけるようになってきた!
作戦なのか?!
もちろん、私も、たけ夫を褒め称えることを忘れない。
こうして、誉めあう美しき夫婦愛。
もしくは、「相手をおだてて、どんどん料理させる作戦」バトル
が、今日も繰り広げられる。
今のところ、たけ夫に完全な軍配だな~~~。
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コメント
すご~い 夫婦でそろって料理がうまいなんて羨ましいです
お店開けそう~っ とっても盛り付けもきれいです
実家の父もそうでしたが 男の料理って なんか手間かかってないですか 多分料理に集中して作るんだろうなと思いません?
タケさんちは 両親そろって料理上手なんて 羨ましいです
なんか自分のことで申し訳ないのですが 昔父が 丸々の鶏がら(首つき)買ってきて 和風ラーメン作り出したときはびっくりしたけど 美味しかったな~
うちですか? 同じ京都育ちのはずが 山を越えれば味覚が違う 薄味おでんで育った京都市内のおでんに比べ 山越した ここは醤油の色してる これはおでんじゃな~ぃと お互いのおでんの味を 二人で言い争ったことがあります。
出汁の味がしないからし抜きのおでんはおでんじゃないぜ!!
とりあえず 甘い 辛い 味が濃い だんだん自分もそうなりつつあるのが怖いけど 結婚して味覚の一致って大事だな~って思いました
今日は このページを開いて だんなの帰りを待ちたいと思います
投稿: 祐たんママ | 2008-07-11 10:58
こんにちは。
ワンダホー!エクセレント!凄いです。美味そうです。
料理に対する探究心と、細やかな気遣い。
褒める以外に何があろうか…。
後はアレ対応惣菜屋でもオープンするしかないのでは??
投稿: umi | 2008-07-11 11:09
すごーい!!
やっぱ大人も子供も誉めなきゃ素敵には育たないですよねっ。
本屋で立ち読みしながら料理本を選ぶ男性・・・素敵だわ・・・。
>女性の遺伝子の中には、自動的にレシピが刻まれているとでもお思いなのかね?
そうそうそうなんです!これ、「レシピ」を「オムツの替え方」にも「赤ちゃんの扱い方」「子育ての方法」にも置き換えられますよね。
私も自分が日々料理に追われるようになって初めて「ご飯が出てくる」ことのありがたみ、おいしさを実感しました。
ご夫婦で誉め合ってますますパワーアップですね。
うふふ、祐たんママさんの↑最後の一文笑いました。
私も、次の夫の休日には何気にここを開いて、「うわぁ!」と声を上げようと思っていたところです。ぐふふ
投稿: yoyo | 2008-07-11 12:03
たけ夫さんに脱帽ですね~。スバラシイっ!
我が家の夫は「男も家事をすべき」の家に育ち、わりとなんでもやる方ですが、やっぱり次女のアレ発覚後は一旦台所から姿を消しました。
今は作ります。しかし「焼く・炒める・煮る」が限界で「蒸す・揚げる・煮込む」はありえないですね。「包む」とかありえないですからっ!
たけ夫さん、絶対私より料理うまそう・・・そしてレパートリー豊富そう・・・。
やっぱり、タケさんが誉めてのばした結果ですね!
私は今日の夜、夫にここを見せる・・・かどうしようか考え中。逆ギレしそうな予感もアリ。
「あなただって、いろいろできるから、たけ夫さんに負けないよね?」では追いつめるか??
う~ん、もっと精進してほしい・・・つーか、その前に私が精進しなければ!
投稿: むう | 2008-07-11 13:04
@タケです。
皆さん、早速のコメントありがとうございます!!
そーです。
この画面は、「ご利用いただくために」貼りましたっ!部分がありましてよ、奥様。
皆様のパートナーのご機嫌を損ねない範囲で、どうか、利用してください。
その時、「あなたにはこんなのできないでしょうけど」
といった風な、いやみ系はご法度!
それぞれのご家庭の雰囲気に合わせて、上手におだてましょう。「なんか、威張っているけど、こんなの、大したことないよねぇ。うちのお父さんだったら、美的センスもあるし、もっと上手だよね~」と、たけ夫を落としてくれても、結構ですわyon!
全ては、アレっ子家庭の平和のために!!
たけ夫も、はじめは、ちょっと(?)気持ち悪いものを多く作っておりました。盛り付けもすごかったし、野菜も小さくなんか切れなかったんです。
で、私は、今も、彼の食事に箸をつけるときは、そのころの気持ちをまだ引きずって、「おそるおそる」なんですが、
こうして写真にして貼ると、それなりに見えますね!
よか、よか。
というか、やっと写真に撮れるものを作れるようになったのだ・・・。
私たちは二人とも、お料理上手とはとてもいえませんが、アレルギー食を作れている、という一点のみにおいて、お褒めいただくことで、本来の料理ベタをカモフラージュできて、そこんところ、
よかったな~~~(うふ!)
と思っています。
投稿: タケ | 2008-07-11 13:17
@タケ
むぅさんと、コメントがかぶってしまって、同じようなことを書いてしまった! ごめん。
つか、みんな、苦労するよね、ダンナにどう言うか・・・。
投稿: タケ | 2008-07-11 13:24
ふふふ、夫に見せましたよ~。
「おぉぉーっ!スゲーっ!!」
と感嘆の声をあげる夫。
(↑アナタも無関係じゃなくてよ)。
「○○(夫の名)だってさー、できるんじゃない?」
(↑無茶振り)
「う、う、うん・・・」
(↑身の程知らず)
「あー、アタシもダンナさんの料理、ブログにアップしたいーっ!」
(↑できるだけ、可能な限り、かわいらしく。)
「おー、わかった・・・。」
(↑自信なさげ)
今朝の朝食(休日は夫担当。おにぎり定食か雑炊。)、雑炊がいつもより凝っていて、おかずの品数が多かった!
・・・私が夫を褒めちぎったことは言うまでもありませんっ!
タケさん、ありがとーっ!
投稿: むう | 2008-07-13 08:39
たけ夫さん、スバラシーね!
おかーさんでも、こんなに上手にできない人
いっぱいいるわよー
ちなみに私は息子さんの方の本を愛読しています。
うちの旦那は息子さんのお料理の方がお好みらしい(笑)
↑男の料理!って感じー
ぜひお2人で将来和食亭を開いて頂きたい。
和ご飯、サイコー!
投稿: サトワカ | 2008-07-16 10:11