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トリアージが、ほしかったのかな(ピカリンがアナフィラキシーを起こしたとき 上)

今朝、弁当を作りながらつけておくN○Kで、「小児医療のトリアージを行う看護士」の話が出ていました。

救急医療に来た小児について、即座にその子に寄って、状況を問診し、診察の優先順位をつけ、緊急の場合は、待合の順番にかかわらず、先に診察される。というものです。
番組では、徒歩でやってきた男の子が、実は重症な喘息状態で、30分は待たなければならないところを6分で診察させたことが紹介されていました。

トリアージはもともと、災害時に多くの傷病人が出た場合、治療の優先順位をつける、というものらしいです。

 

 

この番組の中で、待合室の長いすに座る子どものそばに、看護士さんがすぐに近寄って話を聞く場面を見て、

「あ~、あのとき、私もこれをやってもらっていたら、だいぶ、気持ちが楽だったんじゃないだろうか・・・」と、
ピカリンが、アナフィラキシー(アレルギー症状の暴発。全身にあらゆる症状が一度に出る。ショックを起こし死に到ることもある)を起こしたときのことを思い出しました。

 

ピカリンがアナフィラキシーを起こした話の細かい事は、3年近く続いているこのブログで、まだ一回も書いたことがありません。

それほど重症なアナフィラキシーではないのですが、
アナフィラキシーにトラウマがあって、読みたくない!方もいらっしゃると思うので(結構いるんです。それくらい、アナフィラキシーの生の場面は怖いんです←知らない方へ・・・)、その方は、スルーしてください。

 

 

 

 

あれは、ピカリン小学校1年の3月上旬。

夕方6時頃、友達の家から帰ってきたピカリンが、居間で突然大量に吐きました。

「どうしたの?!」と近寄る私に見せまいと、汚物を自分の手でかき集めながら「なんでもない」と言うピカリン。

掻き集めている汚物は、きれいなダイダイ色でした。

オレンジジュースか、野菜ジュースだ・・・!

きっとなにか、母に知られては「マズイ」ものを食べて、自分の吐いたものからそれがわかってしまうと、怒られると思ったのでしょう。
それで、見られないように、自分で自分の吐いたものを素手で集めて、必死で処理しようとしていました。
本当に、そんな風に気を使うことがかわいそうで、今思い出すと胸がいっぱいになりますが、そのときは、あまりに大量の嘔吐物に、何かただならない予感で、胸騒ぎがし、極度に緊張しました。

「自分でやらなくていいから! おかあさんが片付けるから、ちょっと、横になっていなさい」

「うん・・・・」と素直に言う、ぴかりん。

責めるような口調にならないように、「何か食べたの~?」と聞いても
「なにも・・・」と答えるピカリン。

まさか、とは思ったけれど、もしかしてこれが噂のアナフィラキシーになるかもしれない!、とも思い、「アレルギーっ子の生活百科」のページをめくる・・・。

「ピカリン!ソファーに横になって!」(アナフィラキシーを起こしたら、足を高くして横になる。急激に血圧が下がり、脳に血液が行かなくなって、ショックを起こすので、それに対応するため)
熟読する私のそばで、ピカリン。
「なんか、涙が止まらない・・・」

見ると、必至で手の甲で目を何度も何度もぬぐっている、その顔が、さっきより腫れあがって、目が線のようになってきている!

これが、アナフィラキシー?

まだ、意識は失っていないけど、そうなんじゃないか?!

でも、どうして?

「一瞬で戻るから!!」

と言って(あとから思えば危険)、ピカリンが、さっきまで遊んでいた隣の家の友達の家に駆け込む・・・・

焦った様子を見せると、お友達(姉妹)もおびえてしまうだろうと思い、深呼吸を一つしてから、にっこりして、
「今日、遊んでくれて、ありがとうね。あのさ、さっき、なんか、おやつとか、食べたかなあ? ピカが、何を食べたか、わかるぅ? 」
このお友達も、乳アレルギーがあり、両親ともK先生のいる(当時)総合病院の医療事務をしていたので、アレルギーにはそれなりに詳しい。
お友達の家は、まだ、両親は帰っておらず、子どもだけで遊んでいました。

お友達「ピカちゃん、どうしたの?!」
私   「うーん。ちょっと気持ち悪いみたいだからさ。」
お友達「でも、ピカちゃん、大丈夫なものだけ食べてたよ!」
私   「うん。知ってる。知ってる。大ジョブ。大ジョブ。でも、ちょっと間違えちゃったかもしれないから、何食べてたか、分かるかなあ?」
お友達「ピカちゃん、これ食べてた!」
お友達「あと、これも食べてたんじゃない?」
お友達「ピカに、大丈夫なの? って聞いたんだけど、大丈夫、ってピカちゃん言って、食べてた・・・」
私   「そーなの、いいの。いいの。ピカが自分で考えて食べたんだから。心配しなくて大丈夫だよ、一応確認!って、だけだから。ごめんね」

よく分かっている友達は、次々と空き箱や包装紙の「原材料表示」を見せにきてくれる。その中に「くるみ入りクッキー」が、あった。

これだ・・・・。これに間違いない!!
だとしたら、やっぱりこれは、アナフィラキシーである可能性が大きい!!

(つづく)

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アレっ子育児」カテゴリの記事

コメント

こんにちは トリアージ開業医の小児科では これを行ってくれています
行くとまず看護師が 検温 顔色など見て緊急かどうかを見てくれる
待ってる時間 少しでも安心できるような 必要ですよね
私もこれ思うことがあります

その昔 ショックを起こして病院に駆け込んだとき 手が震えながら
順番を待ちました。 祐たんは まだ一歳 蒸しパンの誤食でした
明らかに 真っ赤に 腫れてたもの でも待っての言葉に 待ちました
初めてだったので そんなに重大な事だとも思えなかったんだよね

その後 熱が高くて救急に行った時 全身に赤く発疹が出て 痒そうにしてる子見て  祐たんのほうが先に呼ばれて 思わず私は後でも大丈夫 先にこの子を見てあげてはいかがと 余計なおせっかいをした事があります 自力で救急に行くと 見てもらえるのは受付順なのかな
でも症状が進む事を 一度見てると他人事とは思えなかったんだけどね

投稿: 祐たんママ | 2008-10-06 10:15

追記です 
開業医のトリアージだけど これも家が行ってる小児科医だけで
近くでもあまりやってるところ少ないです っていうのが抜けてました

投稿: 祐たんママ | 2008-10-06 10:17

お久しぶりです。自分のブログはもうほったらかしで更新できてないぼにゃははです。
トリアージという言葉は初めて知りましたwobbly
自分では判断できなくても、そうしてくれるだけでもホッとするかも。
ショック起きるのはこわいですね。
どうしたらいいかわからなくなりそうで。。。
思い出したくないことも、書いてくださってありがたいです。
どんなふうに対処したらいいかとか、考えられる。
実は今日へこむことあって、久々コメント入れさせていただきました。
いつもいつも元気を分けていただいて、ありがとうございます。

投稿: ぼにゃはは | 2008-10-06 11:33

まだお話の途中ですが、なんだかこれから我が子にも
起こり得る事なのだなぁと思って読ませていただき、
体が震えてしまいました。
怖いです、自分が冷静でいられる自信、ないなぁ。。。

投稿: 凹カエル凹 | 2008-10-06 23:34

@タケです。

トリアージ。
まだまだ取り組んでいるところは少ないと言うことでした。ほとんどない、という放送だったので、祐たんママさんのところは、貴重だよね!
「こっちのこの方を先に・・・」って、いうの、わかるわ~。
やばいでしょ、これ。って、下手すると「慣れていない看護士」より分かったりするよね・・・。

前に、アナフィラキシーの特集番組を見たとき(ビデオで)、子どもがショックを起こして意識不明になって、救急車で治療室に運び込まれたとき、治療室のドアの上の「治療中」の赤ランプを見ながら、「ああ、うちの子は、もう死ぬんだ」「今、死ぬんだ」と、覚悟した。というおかあさんの話が、本当に身に迫って感じられました。
その番組を見たときは、ふーん。位だったのですが・・・。
あの、突然の症状と「死」が結びついているというのが、すごくこわくて、
それが、日常隣りあわせというのが、すごく怖い・・・。
私もピカリンが気を失っていたら、取り乱していたと思う。

ピカリン自身が「やばい!」と思って、何とか気を取り持っていたところと、
私が何度も呼びつづけたこと、
横になっていたことなどが、
実は良かったんじゃないか、とも思います。
気を失いかけたとき、それを止めるように、呼びかけ続ける、って大事みたいです。
今は、ピカリンが
「万が一友達がそうなったら、私が見てやる!」
と思っているみたいです。

投稿: タケ | 2008-10-09 09:54

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