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タケ氏流「料理を教えるときのコツ」

ピカリンは、小学校3年から6年まで毎週土曜日夕飯を作っていたので、200回は作っている計算です。

それが、チクリンは春休みのたった4回で良いのか?!

という話なんですが、「まぁ。いいかな」と私は思っています。
 

まず、食への執着度が二人は違う。

ピカリンは、ものすごく執着するけど、
チクリンは、ものすごくあっさりして、両極端です。

チクリンも、高校生になったら、毎日自分で弁当を作ってもらう予定でいますが、
たぶん、彼は、本当に執着心無しの弁当を作ると思われ・・・。

 

彼は彼なりのやり方で良いのではないか・・・・最終的に自立してくれれば・・・
二人とも違う個性を持っているのだし・・・。

でも、ちゃんと体験だけはしてもらおう、

というのが、今回の目標です。

 

 

料理を教えるとき(他のお手伝いもそうなんだけど)、一応私には心がけていることがあります。

それは

第1回目のときに、心と時間に余裕を持って、正しくきっちり教える

です。

それから

料理は一部分を手伝ってもらうのではなく、全部作ってもらい(超難しいのは除いて)、その日のご飯は全て、その子が作ったものだ!という形にする。

ということです。

もう一個付け加えると、

始めにノートや紙に、全体の段取りをイラストとかで描きながら話し合い、全体の流れのイメージを子どもにもつかませる(2・3品作るのが普通だから)

かな。

 

 

子どもって、一回目はかなりきちんと話を聞きます。
ところが、2回目になると、こちらの「アドバイス」が「説教」にしか聞こえなくなるよーだ、とある日、気がついたのです。

だから、最初の一回目は、「テキトー」に教えて、2回目からは「少しずつちゃんと教える」というのは、やらない。

もし、1回目できちんと教えられそうもなかったら、「今日は、ここだけを教えて、他のところは、次に教える」ときっちり断りを入れます。
そうすると「他のところ」については、次の回が「1回目」になるので、このときも子どもはちゃんと話を聞きます。

子どもができる技術もできない技術も「本来はこうやるのだ」と、最初にしっかりやる。

そうすると、子どもはそれに近づくための努力を、次回以降も続けます。

でも、

たとえば、自分が疲れていたりして、思いつきで「そーだ、子どもに手伝わせちゃおう!」などと思って、教え方のプランも立てずに適当に教えて「あー、そうそう、それでいいよ、めんどうくさいから」みたいな教え方をすると、次回以降、こちらが「正しいやり方」を教えても、まず、ちゃんと聞きません。ふてくされて、反抗的になる。

やっちゃうんですけど、どうしても、これ。

 

だから、料理を教えるときは、
自分が作るときにかかる所要時間の3倍の時間をまず、とります。
子どもも、自分も、その時間が取れるときに、教える。

で、隣でつきっきりで見ていると、あれこれ言いたくなるし、手も出したくなるので、自分は簡単なほかの仕事をやる。洗濯物をたたむとか、アイロンをかけるとか、裁縫とか、部屋の片付けとか。いつでも、手を休めて、子どもの様子を見れるようにして、基本的にはお任せする。

質問をしてきたら、答える。

こんな感じです。

 

 

それから、

料理を全部任せるのは、「自信」と「誇り」をもって欲しいから。

出来上がって、盛り付けて、

「これは全部、自分が作ったんだ!」:

と思って、

家族も「わー!すごいねー!」なんて、全体に対してほめることができる。

これは、すごい自信になります。

 

 

全体を自分が切り盛りして作ったんだ!というのを自覚させるためにも、
段取りを、イラストなどで、イメージしてからやる。
このときに、子どもに「どうやりたいか」も聞く。
先にサラダを作っちゃいたい、とか
野菜を全て切っておいてしまいたい、とか、
その子なりの「やりたいやり方」を聞いて、それを取り入れながら、段取りする。
そのとき、こちらも「でも、この料理は温かいほうがおいしいから、最後に火を入れないと・・・」などと、アドバイスもする。

イメージをつかまないで、場当たり的にこちらの言うとおり動くのでは、母の手足のロボットとなっている、という感じは否めないから。ちゃんと、自分も主体となってプランニングする。

たぶん、始めにこのやり方をすると、将来も役に立つと思うんだよね。
ちなみに優等生チクリンは、小学校4年のときも今回も、作ったイラストをノートに貼りこんで料理ノートを自分で作っていた・・・。(優等生過ぎて、言葉が、出ん)

 

で、だから、やっぱり、時間と心にたっぷり余裕がないとダメなんだ~。

余裕、ってなかなか作れないけど、
最初の最初にこれをきちっとやっておくと、子どもは勝手に成長していくから、始めの苦労は、後々自分(親)を助けてくれる・・・・と思います!

 

チクリンが作った料理(大したことないヨ・・・)は、これまた次回に!

 

Img_1194 こっそり撮った春休みのチクリンの机の上。

 

浦沢直樹の漫画「PLUTO」の下に
やりかけの春休みのワーク。

深緑のノートは「科学のアルバム」という本の内容の整理、らしい(ヤツのやっていることは良くわからん)

その下・写真左に、小林カツ代さんの料理本。これにて、何を作りたいかのイメージを膨らませてもらいやした。

ほかに、心の友「ボンタンあめ」や歴史マンガや、科学雑誌の教材もあって、すごくチクリンらしいので、おもしろくて撮りました。内緒です。

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アレっ子育児」カテゴリの記事

コメント

師匠、こんにちは!

確かに!その通りです。
最初適当に教えると、そのやり方が子どもの中では
「真のやり方」になってしまって、
正しい方法を教えると「前と違う!」となってしまい
混乱の元ですよね。

そんな私が娘に頼むお手伝いは
ピーマンの種取、レタスをちぎる、玉ねぎの
皮むき・・・くらいです。
だって、時間がないんだもん(言い訳)。
子どもと一緒に料理するときは、
時間たっぷり、教える方が余裕を持って、ですね。
肝に銘じます。

ところで、小学生で浦沢直樹ですか?
その理解力というか読解力にビックリです。
そういう私は小学生で花とゆめでした(笑

投稿: ゆうこりん | 2009-05-13 16:04

すごい!この「料理を教えるコツ」はその他の「教育」にもたくさん役立つことがあって参考になります。
やっぱり、何を教えるにしても「テキトー」はダメなんですよね・・・。わかっちゃいるのですが・・。

子どもって「本気」「手抜き」「テキトー」をちゃんと見極めますよね。足下みられないように、ちゃんとやらないとなぁ。

私もチクリンくんと一緒にタケ先生のところで基礎からみっちり教えて欲しいものです。
三姉妹の末っ子だった私は、ニンニクや玉葱の皮むき、絹さやの筋取りぐらいしかさせてもらえなかったんですよねー。
大事な「基本」が全然わかってなーいっ。
やっぱり最初が肝心ですね。

浦沢直樹、私も読んでますよ。チクリン君のマンガのチョイスは大人じゃないですか?私がこども?
でも、おもしろいですよねーっ。

投稿: むう | 2009-05-15 14:53

@タケです!

ゆうこりん、むぅさん、コメントありがとうございます!

私も、料理は、今もですが、子ども&若い頃はもっと全然ダメでした。
「こんな風に教えて欲しかったなー」というのを自分の子どもでやっているのかもしれません。
はじめに「しっかり時間をとる」のは難しいことですが、時間さえ取れれば、相当幸せな時間が流れるように思います。
母の幸せを感じるヨ・・・。

浦澤直樹にあちこちで反響が!
我が家には、「PLUTO」のほかに、最近のヒット作「20世紀少年」「MONSTER」はもちろん、「YAWARA」やごく初期の「パイナップルアーミー」まで全巻あります。が、私が一番好きなのは「マスターキートン」です(もちろん全巻)。やっぱり、マスターキートンでしょう!力の入れ具合も抜け具合もちょうどいい感じがします。
浦澤直樹の普遍のテーマは「子ども時代の心理形成」だよね。世の中、その子ども時代の心理形成の仕方で動くんだ!みたいなものを感じます。ほとんど「同意」です。
と、ここで語っても仕方ないですが・・・
チクリンに「PLUTO難しいじゃん! 意味、わかるの?」と聞くのは愚問だったようです。私は、途切れ途切れに読んでしまったので、今度改めて頭から読まないと、意味が頭に入ってこない・・・。

投稿: タケ | 2009-05-21 12:55

ごぶさたしてます。
といってもこちらは頻繁に覗かせていただいてますが・・・。
1歳5ヶ月になった息子は相変わらずKセンセに診てもらっており、まぁなんとかやってます。

今回なぜ久しぶりに登場したかというと・・・
私も大好きなんです!そう、特に、なんといっても、
「マスターキートン」でしょう!
と、これが言いたかったんです。
マフィアのボスとツーリングして、鳥の渡りを見る話がいちおしです。

・・・私オタクかしら?

アレルギー関係ないコメント失礼しました・・・。

投稿: ひろ | 2009-05-21 14:57

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