大阪府知事選挙で、タレント弁護士橋本さんが立候補しましたよね。
「子どもが笑顔な大阪を!」 ←うん。いいんじゃない。
「具体的には、中学校給食を実現したい!
お弁当を作るお母さん方の負担は大変なものがあります!」
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
いろんな思いが去来しましたが、
一番は
「弁当を作るのが大変、ってことは、公約になるくらいの大きなものだったのか!」
ってこと。
いや、嫌味ではなく、なんか、ショーゲキ、っていうか
じゃあ、毎朝弁当を2種類とか3種類とか作る私は、絶対的に救済してもらっていいんじゃないのだろうか!! 行政に!
なんて、逆の発想をしたのです。
また今年も時期を逃してしまった・・・。
「2種類の弁当を作るのは大変なので、
うちの子の中学校と小学校のメニューを同じにしてもらえないでしょうか?」
と、行政にお願いすることを。もう、この時期では遅いんだよね・・・。
周りのお母さんたちにも言われる。
「弁当を作るの大変じゃない! 同じにしてもらうよう言いなよ!」
「(この小学校と中学校は隣り合っているので兄弟で通っている家庭は多く) 給食のメニュー見ながら夕食を考える家にとってだって、同じメニューのほうが、絶対助かる、って!みんなのためにもなるよ!」
「私がタケさんだったら、言うけどなー」
ありがとう! みんな。 応援してくれて。
でも、わたし、って、世のため人のためなら頑張れるけれど、「自分が大変だから、助けて」って、どーーーしても、言えないタイプ。
相手が個人なら、言えるけど、そんな自分のために・・・そうだな、5人以上の人がちょっとでも負担になる、っていう事態があったら、もう、絶対的に言えない。
弁当の件だって、
2種類作って、大変なのは、あんたの勝手でしょ。
楽になるように簡単な1種類にして、子どもには多少我慢してもらえばいいじゃない。
そういう星のもとに生まれた子どもなんだから、自覚させて鍛えていかなきゃダメでしょ。
なーんて、言われた事はないけど、
言われたら、
もう、反論できない。
そんなに大げさに構えないで、
「変更するのは難しい事ですか?」って、ちょっと打診するくらいならやればいいじゃない、と自分を説得していたときもあるんだけど、
そういう話を持ち込まれたことで、誰かが頭を悩ましたり、組織が苦労する、ってことがあるんじゃないかと思うだけで、なんだか動けなくなっちゃうんだよなあ。
人に負担をかけるのが苦手。
それは誰でもそうなのかもしれないけれど、
自分のために要求する、ってなんだかできない・・・・弱い。
子どものためじゃん!
と思って、やればいいのに、それを他者への「お願い」にできず、
自分さえ頑張れば、って、思ってやっちゃうんだよね。
でもさ、言わないでいると、
「そういう困った人はいないんだ」
「事情を抱えた人はいるだろうけど、特に困ってないんだ」
ととらえて、
どんどん、私にとってつらい方向に舵取りをされていっちゃう、ってこともあるわけだ。
昔は、自分も子どもも「大変」だったから、いろんな人に「ご迷惑かけますがヨロシク!」ってやってたんだけど、だんだん慣れていろんなことをこなせるようになってきたら、あまりそういうお願いをする事が減ってきた。
そうすると、
どんどん、負担が増えるんだよね。
「タケさんのところ、別に大した事ないでしょ。配慮する必要もないわよね。チクリン君もピカリンちゃんも元気だし」
ってことで、「え?!」と思うようなことを平気でされちゃう。ってことがこの頃増えてきた。
やっぱり、面倒でも、言っていかないと、
「頑張って何とか保っている」こと自体、忘れられちゃうんだよなぁ。
これは、アレルギーでなくても、
いわゆる「弱者」といういろんな立場にいる人に共通な「真実」だと思う。
遠慮しないで、言わないと、ただ苦しくなる一方、ってこと。
そんな風に思った。
でも、「苦手」だ・・・。
一般論を展開してきたけど、
最近あった具体的なこと、っていうと、ピカリンの調理実習かなぁ。
調理実習があるかないか、直前日に教えられることが多くて、そのメニューが何か打ち合わせたくても先生がいないとか、本当に困るんだよね。
始めは、代替調味料を細かく検討して・・・という話もちゃんとあったんだけど、
この頃は、もうそんな前ぶりの話はなくて、いつも突然やる。
で、
きのう夜、ピカリンが「明日、いきなり家庭科2時間、って書いてあるんだよ! だから調理実習なのかもと思って、職員室にいったんだけど、先生がいなくてさー。 あるとしたら、多分魚のムニエルなんだけど、どうしようか・・・・?」
こいつは、先生の話を聞いていない事が多いので、語る話は全面的には信じないようにしているのだが、なんだか、むぅっ!っとしてきた。
本当に、いろいろ苦労している、ってこと、わかってくれてないのかな?!
何でもこなしちゃっている私が悪いのかね!
もしくは、ピカリンだけ食べられなくても「仕方ないでしょ、そういう体質なんだから」って、流せちゃう人なんかね。
魚。食べられる魚の買い置きはないから、冷凍庫にあるイトヨリ鯛のすり身で代替するか・・・。
続けるピカリン
「だから、仕方ないから、かわりに、私はパンを魚の形にくりぬいたヤツを持っていくよ!!」
・・・・どーしても、パンかおまえはっ!!
というわけで。
はい。
家庭科の先生にどうしても言いたいけど、今日で調理実習は終わりだ。
毎回、2種類弁当のほかに、調理実習代替品も持たせなきゃなんなくて、苦労したっ!
遠慮のココロ、じゃなくて、
単に面倒くさがり屋なのかなあ、私・・・。
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